2015年2月1日日曜日

バレンタインに緑寿庵清水さんの究極の金平糖を!

京都にある、緑寿庵清水さんは、
日本に唯一の金平糖の専門店。
皇室の婚儀にも用いられている老舗の金平糖屋さんです。

皇室御用達って響き、素敵ですよね。
私も予算の範囲内ならぜひ引き菓子にこちらの金平糖を準備したいものです。

通常の金平糖のほかに、
「究極の金平糖」という名前で、
1年のいくつかのイベント向けの金平糖を作っていらっしゃるようです。

←こちらはバレンタイン好適品。
その他にも父の日、クリスマス等に合う
金平糖が用意されています。











バレンタインチョコの代わりに、
この金平糖を彼に贈ろうと(そしてちょっと食べさせてもらおうと)思い立ちましたので、
お店に電話しました。

店員さんに、このチョコレートの金平糖がほしい旨を伝えます。
するともう予約がいっぱいで、キャンセル待ちなさいますか?」とのこと。

この電話をしたのは12月上旬だったのですが、
もう予約がいっぱいだったのです!

とっても残念。
12月からバレンタインチョコを準備するのはかなり早い方だと思っていたのですが
上には上がいるというか、さすが緑寿庵さんというか。

お話の要点をまとめると
 ・大量に作れるものではないので、すぐに予約がいっぱいになる。
 ・2年前から予約している人もいるくらい。
 ・出来具合次第で、予定より少し多く作れる可能性があるのでキャンセル待ちの人にもお渡しできる可能性はある。
 ・1月いっぱい待って、連絡がなければキャンセルが出なかったということで、来年の予約にそのまま回せます。
 

ということでした。
金平糖って、作るのに2週間くらいはかかってしまうもののようです。
そしてこちらは手作りで製造されているとのことなので、
大量に流通させることができないのは当然のことですよね。
ですので、キャンセル待ちさせてもらって、
キャンセルがでなければ来年の予約に回してもらうことにしました。

なお、金平糖は郵送してもらえるそうなので、遠方の方でも注文できます。

また、金平糖が入っているガラスについて、
他のページをみると何種類かあるようなので確認しましたが、
チョコレートの金平糖はこの星型のガラスの器に入って届くとのことでした。
(なんでこんな質問をしたかというと、この器にも一目ぼれをしてしまったので。)


…今月、楽しみに連絡を待っていたのですが、
とうとう連絡がありませんでした。

キャンセルがでなかったみたいです。
しょぼん。

でもまぁ、今年は食べられないけど、来年は手に入りそうです!
みなさんも、この写真を見て入手したくなった場合は、早すぎることはありません、
すぐに予約の電話をしてください!


以下は金平糖の豆知識。

金平糖の由来は、ポルトガル語の「confeito(コンフェイト)」から来ているそうです。
とっても可愛い響きですよね。
見た目もコロンとしていて愛らしい。

斯く言う私は、以前、紅茶に入れるための星型の小さな砂糖をもらったことがあるのですが、
金平糖と間違えてお砂糖をそのままポリポリ食べたという前科がありますので、
金平糖を語る資格は皆無なのですけれども。

金平糖のイガ(ツノという方が一般的でしょうか。)、あのトゲトゲの数は決まっていると聞いたことがあります。
正式には24本あるのだとか何とか。
今回、それが本当なのか気になったので調べていたのですが、
緑寿庵さんのページにはっきりと記載されていました。

『金平糖のイガがどうしてできるかは長い間の疑問でした。 
簡単に説明すれば、核となる「イラ粉」が 釜の上から下へ転がっていく時、鉄板に触れた部分の蜜が乾いて少し固いところができる。
そこがわずかに出っ張るため他の場所よりも蜜がつきやすくなり、突起部分が段々と大きくなってイガになる。 
釜が傾斜し回転しているので金平糖が転がり落ちていくことでイガが一か所ではなく何か所もできる」と言われています。 
弊社の金平糖は手作りで、作り方に決まったものはないので、イガの数も決まっていません。』

→イガの数、決まってないんですね!!
 緑寿庵さんが言われるんでしたら、そうなんでしょう。
 

そもそも金平糖の角ができる仕組は、長い間謎のままだったというのが面白いですよね。
その件で、東北大学の塚本教授にインタビューしている記事を見つけました。
こちらのページの中ほど
ちょっと難しいですが、角ができる過程について考察していらっしゃいました。
こちらでは、イガは24本に近づくとかかれていらっしゃいますね。
これから金平糖を食べるときは、イガを数えてから食べることになりそうです(笑)

ともかく、職人さんってすごい!
早く食べたいです。