去年は、ちょうど開創1200年記念の年でした。
つまり、今年は1201年記念です!
まぁ、そんなイベントはないんですが…
たとえば去年、「中国4000年の歴史」ってフレーズを使ったにもかかわらず、
今年は「中国4001年の歴史」って言わないのと同じように、
1000年経てば1年なんて誤差の範囲だからいいんです!
勝手に1201年をお祝いしてもいいんです!
なんだか不思議なお墓がありましたので、
これから行く人はぜひ探してください。
高野山は、標高が高いおかげか、とても涼しかったです。
あんまり期待していなかったのですが、
とてもよかったです。
和歌山、何もないと思っていましたが、
高野山はおススメです。
昔、仕事で冬に宿坊に泊まって、
凍える朝に上司に強制で勤行に連れていかれ、
煙にいぶされた辛い思い出しかなかったのですが、
プライベートで行けばなんと素敵なところか。
たどりつくまでの山道は結構険しくて、酔いそうになりましたが、
車を降りて歩くと、そんなにアップダウンもなく、楽しいところでした。
和歌山側から行く方が山道はマシそうですね。
大阪側から行くとぐねぐねで酔うし
道は狭くて抜かせないのに車間距離ぴったりくっつけてくる後続車はいるし…
ちょっと危険です。
野生のシカがいてびっくりしました。
さて。
見どころはそう多くないので、お昼から行きました。
一応目的は奥之院。
まずは、高野山入口の大門を眺めます。
(車からの写真しかなかった)
奥之院は結構先なので、
たくさんあるお寺をうろうろ。
“蛇腹路”という小道がとても美しかったです。
秋は紅葉してて絶対素敵だろうなぁ。
今日でももうすでに一部色付いていました。
山の紅葉は早いなぁ。
この建物は西塔かな。
なんだか、中央が丸くて、物珍しかったです。
宇宙船みたいだと思いました。
もしくは巨大な釜。
梵字ってかっこいいですよね。
なんて書いているんだろう。
高野山は真言宗です。
社会の授業を思い出すなぁ。
御朱印をもらおうと思ってたのに、
カフェに寄ったりしてたら間に合いませんでした。
ちなみに私の御朱印帳は、浄土宗の総本山の知恩院のもの。
宗派が違っても大丈夫なのかしら…
まだルールをあんまり知らないや。
買い食いしつつ町を歩きます。
これは“焼き餅”です。
中にあんこが入っています。
妬く気持ち、嫉妬とは無縁のほのぼのとした食べ物。
笹巻あんぷというものも食べました。
いい感じのカフェに入って、
ケーキセットで休憩。
【梵恩舎】さんです。
あらかじめ調べてなかったら
カフェだということを見落としてしまいそうな感じのお店です。
ケーキセットはチョコレートケーキ。
私はガトーショコラはあまり好きじゃないのですが、
ここのケーキは中がしっとりしていたので
おいしく食べられました。
結構甘いような気がしました。
他にもいくつかカフェがありましたが、
なんとなく熊野大社のあたりにあったカフェと
雰囲気が似ているような気がします。
こういうところのカフェはなぜかカレーがおいしそうに見えます。
今度はお昼ご飯食べてみよう。
さて、そろそろ奥之院を目指します。
高野山の信仰の中心地とのこと。
一の橋という入口から、奥之院まで約2キロ。
その間、左右にずっとお墓が並んでいます。
日が暮れる前にいかないとちょっと怖い。
一応灯篭が道の両脇にあります。
夕方でも灯っているので、ろうそくなわけないけど、
夕方でも灯っているので、ろうそくなわけないけど、
どこから電気が通っているのだろうと眺めていると、
地面の下に配線が入っていっていました。
こういう、お寺とかが近代化してるのを見つけるの、
結構好きです。
こういう、お寺とかが近代化してるのを見つけるの、
結構好きです。
(ちなみに後ろのお墓はアポロ13号のようです。)
歴史上の有名な人のお墓がいっぱいありました。
企業のお墓もあります。
両方とも、一般の人のものより墓石がとても立派です。
企業のお墓もあります。
両方とも、一般の人のものより墓石がとても立派です。
遠くの藩の藩主のお墓もたくさんあって、
子孫がお墓参りに来るの大変だろうなぁと思ったり。
たぶん本当に骨が入ってるお墓じゃないんでしょうね。
一番インパクトがあったのが、このお墓です。
しろありのお墓…?
やすらかにねむれ…??
お墓にやすらかにって書いてあると、
FF6のダリルの墓を思い出しますね。
他にもUCCのお墓もありました。
珈琲カップの石でした。
カップの石の中は、さらに茶色い石が入っていて、
珈琲っぽくしていると聞いたので、
持ち上げてもらって覗いてみました。
持ち上げてもらって覗いてみました。
ほんとに珈琲っぽくなってました(笑)
お茶目。
そうこうしているうちに奥之院につきました。
ここから先の境内は写真撮影禁止とのこと。
(あとポケモンGOも禁止とのこと。)
なので写真はありませんが、
お線香に火を灯して戻ってきました。
奥之院では、
弘法大師(空海)が現在もご入定されているという
入定信仰があるそうです。
犬夜叉で土の中で入滅した上人がいたから、
なんとなく入定と聞くと即身仏?と思ってしまうのですが、
まだ生き続けているという信仰もあるのですね。
高野山には外国の人がたくさん観光に来られていました。
私は外国語が話せませんが、
仮に話せたとしても、この信仰がどういうものか説明できないなぁと、
自国の宗教の一つもろくに解説してあげられないなだなぁと、
グローバル人材とは程遠い自分を感じました。
京極堂シリーズを読んでいたから
仏教には結構興味はあるんですが、
なかなか奥が深そうで手が出せずにいます。
でも宗教にあまり浸かっていないことこそが日本人らしいといえばらしいので、
まぁいっかなとも思ったり。
とにかく、雰囲気のいい町でした。
また行きたいな。